100の理由その1:馬鹿である

自分で自分のことを馬鹿扱いするということの嫌味臭さというのは相当なものだと自覚してはいるが、実際に馬鹿だと確信しているから仕方がない。もしかすると馬鹿ではないのかもしれないが、実生活においては面と向かってわたしに馬鹿と言ってくれる親しい友人がいない*1ので確認しようがない。となれば、帰ってくる答は「馬鹿ではない」というものになるが、それが真実なのか社交辞令なのかを判別することもまたできない。従って自分が馬鹿であるという確信はゆらがない。

この点インターネットが気楽なのは、馬鹿に対しては誰はばかることなく馬鹿という指摘が飛んでくることであって、まして「モヒカンの楽園」たるはてなであればその点に関してはまったく安心できるということが、ここにブログを開設しようと決めた大きな理由である。

わたしのどこが馬鹿であるかというと、脳内が最適化されていないということにつきる。平均的な日本人に比べて多少は知識を持っている、ということについてはある程度信じているが、知識の断片だけが無駄に脳内に詰め込まれており、それらを結合する理論がない。したがって、まともな文章が書けない。1000字に満たない長さの文章であっても、筋道が通らない。それで、ブログというかたちのもとに、自分の文章をひとつの体系としてまとめようとする気が起こらなかった。

しかし、ともあれこうして賽は投げた。どれだけの人に馬鹿と言われるかを楽しみにしている。

*1:そうした友人を作れるなら、わたしの現在の停滞もちがったものになっていたかもしれない。これはわからない。